パソコンを入れたバッグの中で、ペットボトルの水がこぼれて起動不能になったHP EliteBook 630G9の修理を行いました。パソコンに水分がかかったときは、電源を切り(スイッチ長押しの強制終了でもかまいません)、電源を抜いてできればバッテリを外してなるべく早く修理店にお持ち込み下さい。持込後すぐに分解したときは下の写真のような状況でした。
表側からは冷却ファン右横のICチップに水滴があるぐらいですが、分解してマザーボードの裏側を見るとすでに腐食が始まっていました。水をこぼしたのは昨晩とのことですから、1日たたないうちに症状が進んでいるのが分かります。処置が早いほど回復の可能性も高くなります。 マザーボードのクリーニングや腐食防止のコーティングを行い、組み立てて正常起動を確認しました。
msiのゲーミングパソコン MS-16K2 [GS63VR] の冷却ファン交換を行いました。起動してすぐにファンから異音がします。分解してみるとこのパソコンにはCPU用に1個、GPU(グラフィック)用に2個のファンがついています。異音がしているのはCPUファンでしたが、お客様とご相談の上GPUファンも交換することになりました。
パソコンの裏蓋を開くとファンが見えますが、マザーボードの裏側にコネクターがあるため交換にはマザーボードの分解が必要です。さらにCPUやSSD、メモリーまで裏側にあるためメンテナンスには手間のかかる機種です。この機会にヒートシンクも外してほこりをクリーニング、CPUとGPUのグリスも塗りなおしておきました。
Let's note CF-W4 型番CF-W4GW9AXR のハードディスク交換とリカバリを行いました。WindowsXPのパソコンですが、しばらく使ってなかったが愛着があるので修理できればとのご依頼でした。分解して調べてみると、ハードディスクに物理故障があり交換が必要な状態でした。幸いデータは不要とのことでしたのでリカバリの準備にかかります。
この時代のLet's noteの中にはハードディスクの駆動電圧が特殊なものがあり、このパソコンもそれでした。基本的にはIDE 40GBのディスクですが、互換性のないものでは認識してくれません。全く同じ型番のディスクは入手困難なため、新品同様のIDE 40GBのディスクを加工して認識させました。お客様がリカバリディスクをお持ちでしたので、リカバリして動作確認。ご購入当時に近い状態で納品となりました。
Windows10の動作が不調の東芝 P2-T7KP-BG 型番P2T7KPBG のWindows修復作業と、500GBクローン換装を行いました。お客様はインターネット接続が出来ないとのご相談でしたが、ネットワーク関係のドライバーはすべて入っていました。調べていくとWindows1Oのライセンス認証が切れていたり、マイクロソフトオフィスのライセンスも切れていたり、Windowsシステムにトラブルが起きているようでした。
データを残して設定も現在の状態で使用できるようWindows10の修復を行いました。Windows10の場合、一応起動しているが動作が不調というときに上書きインストールという方法が使えます。今回も最終的にその作業で各種トラブルが解消。ライセンス関係もクリアになりました。最後に1TBハードディスクから500GB SSDにパーテイション縮小クローンをとって交換。これでまだ数年は御使用可能なパソコンとして納品となりました。
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